日本国内の高血圧患者は約4300万人。脳卒中のほか心不全や心肥大、認知症などを引き起こす最大のリスク因子といえる。せっかく高血圧と診断されても血圧管理が不十分な人も少なくない。毎日の血圧測定は診察時にも役立つ重要な情報源だ。じつに患者の75%にあたる3000万人が血圧のコントロールが不良との指摘もあるだけに、その習慣化は医療側にとっても悩みのタネ。アプリ「すこやかダルマ」はそれをサポートするため、北海道大学とスマホ向けコンテンツ制作などを行うIT企業が共同で開発。高血圧のセルフケアに便利なアプリで実際に医療機関での臨床研究も行われており昨年の日本循環器学会に出展された。

アプリでは血圧と脈拍のほか体重を入力し記録も可能。歩数はOMRON connectと、睡眠はFitbitと、それぞれのアプリと連携している。塩分摂取量や体温を入力可能でそれぞれのデータをグラフ化できて便利な機能もある。朝晩の血圧記録で“ダルマ”がもらえるゲーム的要素もあり利用者からは「毎日血圧を測る気になる」「目標をもてて達成感がある」などの声が多い。アプリに対応している医療機関とデータを共有することで治療に活用できて血圧測定の習慣化にもおすすめだ。

(筆者の評価=3点満点)

▼医療者等による監修:★★★

▼見やすさ、使いやすさ:★★★

▼症状等のチェック機能:★★★

▼助言やアドバイスの充実度:★☆☆

Android、ios対応(GooglePlay・Apple Storeからダウンロード可能)/無料