「スクワット・チャレンジ全国版」は高齢者の介護予防を目的にしたスクワット体操を行うためのヘルスケアアプリだ。

情報ネットワークソリューションサービス等を手掛ける都築電気が、東京都健康長寿医療センターと共同で開発。東京都大田区が実施しているフレイル(虚弱)予防のための「元気シニアプロジェクト」の効果検証を経て一般向けに公開されている。

アプリはダウンロード後、画面に表示されるガイドに合わせてスクワットを繰り返すというシンプルなつくりで、誰でも親しみやすくわかりやすい。思わぬけがなどないようにと、スピードの設定等にもひと工夫。想定していた高齢者施設での「競い合い」を、参加者の登録地域をランキングする「全国版」へと進化した。

「フレイル予防は継続性が大事です。コロナ禍でも人とのつながりを感じながらスクワットをしてもらえるよう簡単でやさしく、楽しく、を心がけました。子どもからお年寄りまで楽しくチャレンジしてほしいですね」(都築電気の開発担当者)。

高齢者が体を動かす際には<1>息が荒くならない<2>マスクを着ける際には負荷を下げたり、休憩をとる<3>水分補給、室温管理、こまめな換気、などに気を付けよう。基礎疾患がある人はあらかじめ医師に相談を。

 

(筆者の評価=3点満点)

医療者等による監修:★★★

見やすさ、使いやすさ:★★★

症状等のチェック機能:★★☆

アドバイスの充実度:★☆☆

Android、iOS対応(Google Play・Apple Storeからダウンロード可能)/無料