あなたは「耳鼻咽喉科」と聞いて、何を連想されますか?

耳鼻咽喉科は耳、鼻、のどの機能障害や疾患を診断・治療する専門家です。

耳、鼻、のどの診断・治療を通じて、病気の方はもちろん、病気といえない程度の方であっても、QOL(クオリティー・オブ・ライフ=生活の質)改善に貢献している専門家です。

耳鼻咽喉科には以下のような症状を訴えて来院される方がいらっしゃいます。

<1>耳、鼻、のどの痛み<2>耳鳴り<3>聴力の低下<4>鼻づまり<5>鼻血、鼻水、くしゃみが止まらない<6>声の不調<7>のどの違和感<8>めまい。いろいろと紹介しましたが、笑いのネタにされたり、見落としがちなのが「いびき」という症状です。本人が気づかないことも見落とされる原因になっているかもしれませんが、いびきも、耳鼻咽喉科が診断、治療の専門家になります。いびきは、周りに迷惑をかけるだけでなく、複数の健康上の問題を引き起こすことがあります。

特に睡眠時に何度も、数秒~数十秒呼吸が止まり、息継ぎをすることを繰り返すような場合では、呼吸停止時間と回数によっては睡眠時無呼吸症候群と病名がつくことがあり、重度では命にかかわる問題になってきます。こうなってしまうと治療だけでなく、減量や日常生活の改善が必要になってしまいます。

私は、この「いびき」に特化して2万例を超えるいびきのレーザー手術を保険で行ってきました。軽い無呼吸症候群であれば治療が可能になる場合も分かりました。

このシリーズでは、「いびき」を中心にしたお話と、私が最近着手して成功を収めている最新の耳鼻咽喉科診療とアンチエイジング治療についてのトピックスをお届けしていきます。

◆都筑俊寛(つづく・としひろ)コレージュクリニック ザ・ペニンシュラ東京院長、フランス国立神経学研究所客員教授、医学博士、日本耳鼻咽喉科認定専門医。01年よりいびき、鼻アレルギーに対するレーザー日帰り治療に特化を始め、レーザー日帰りいびき手術の総件数は2万4000例を超える。現在はエクソソームを活用した老人性難聴の治療や難病の予防、QOL改善にも取り組んでいる。