昨年1月、日本整形外科学会がコロナ後のロコモティブシンドローム(ロコモ)の現状を把握しようと、大規模なインターネット調査を行った。20歳以上の成人1万200人を対象に全国7エリアを人口比で設定。ロコモの程度を評価する25の質問に答えた(ロコモ度)。その結果、ロコモに該当する人は全体の41%にあたる4160万人と推定できた。
ロコモや大規模データベースに詳しい埼玉県立大学保健医療福祉学部の山田恵子准教授はこう話す。
「男女とも70~80歳を超えるとその割合が急増し、ロコモ度も高くなりました。2017~19年に行った対面調査と比べてもほぼ同様の傾向でした」
分析からはロコモになる前の4つの兆候が明らかになったという。
「4つとは、階段での昇り降り、急ぎ足で歩く、休まず歩き続ける、スポーツや踊り、がそれぞれ困難になるということです。以前、ロコモチャレンジ協議会ワーキンググループが行った研究で人間ドックを受診した1万995人を6年間追跡したところ、同じようにこの4つが関係していたのです」(山田准教授)
今回、この4つを「ロコモサイン」と認定。ロコモの減少に克服すべき対策項目と位置付けた。山田准教授はこう強調する。「これら4つはロコモになる前の最初の兆候であることがわかりました。4つのうちのひとつでも自覚があれば注意してほしいです」。
あなたは大丈夫ですか。

