荻原さんと鎌田で「お金が貯まる健康習慣」(主婦の友社)を書きました。その中で、病気になるといくらかかるかというデータを紹介しています。
【メタボになると医療費は年間10万円増】
たとえば、メタボ。厚生労働省の調査では、60代の女性でメタボになると、メタボではない人に比べて医療費が年間10万円多くなります。健康保険3割負担では約3万円の窓口負担となるから侮れません。
メタボは肥満をベースに高血圧や脂質異常、高血糖の2つ以上が加わった状態です。糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞、大動脈瘤(りゅう)、腎機能の低下、認知症など、さまざまな病気のリスクが高くなるのですから、医療費がかかるのも当然のことでしょう。
メタボから糖尿病になり、合併症の腎症が進行して人工透析が必要になると、医療費は年間480万円にもなります。高額療養費制度でも個人の負担は年間約40万円。この数字を見ると、メタボを甘くみてはいけないことがわかります。
でもメタボ健診が導入されてから、メタボばかりが注目されがち。しかし、65歳を超えたシニアの人たちにとっては、ちょい太の方がかえって長生きというデータがあります。
シニアになったら、むしろフレイル(虚弱)の方が心配。晩年の人生をつまらないものにしてしまいます。後悔なくぴんぴん元気に面白く生き続けるためには、肉や魚や納豆、卵等タンパク質をしっかりとって、フレイルにならないことが、無駄なお金を使わないことにもつながるのです。

