山梨学院(山梨)が前橋育英(群馬)に圧倒的な打力を見せつけ、コールド勝ちで4強一番乗りを決めた。来春センバツ出場が当確となった。

初回から得点を重ね4点リードで迎えた4回、1死三塁、4番・野村健太外野手(2年)が2試合連続となる高校通算32号2ランを右中間に運び、追加点を奪った。5回には菅野秀斗内野手(2年)が1死満塁から右翼越えの2点適時二塁打を放ち、8点差。7回コールド勝ちを収めた。1回戦の中央学院(千葉)戦でも12安打7得点を挙げた打線の勢いが止まらない。

吉田洸二監督(49)は「うちは投手力がないので、打ち勝つしかない。一生懸命練習した成果が結果に出てると思います。野村はここで打ってほしいという場面で打てなかったが、冷静になって打てるようになった。打線の援護があり、投手も投げやすかったと思う」と目を細めた。4強入りで当確といわれる来春センバツ出場については「素直にうれしい。1つ歯車が狂うとおかしくなるので、反省するところは反省して次も頑張りたいです」と背筋を伸ばした。