夏の甲子園における酷暑対策のため今大会から導入された「朝夕2部制」が、7日から実施された。1日3試合が行われる大会初日から第3日までの3日間限定で敢行。午前と夕方で観客を完全に入れ替え、入場券もそれぞれ発売される。
2万9000人の観衆が集まった滋賀学園-有田工の開幕戦が午後0時34分に終わると、場内で「1度閉門させていただきます。『夕方の部』のチケットをお持ちの方もご退場いただきますよう、よろしくお願いします」とアナウンスされた。球場外への完全退場は試合終了から34分後の午後1時8分。グラウンド整備や清掃を経て午後3時に再び開門した。
「夕方の部」では英明-健大高崎の第2試合が午後4時から行われ、1万人が来場した。やや暗くなり始めた午後6時18分に試合終了。健大高崎の4番箱山遥人捕手(3年)は「自分みたいに暑さが苦手な人には合っているのかな」。一方で、6回裏の守備中に足がつって10分間の治療を受けて復活した英明の百々愛輝(どど・あいき)外野手(3年)は「試合中はほとんどつったことはない。暑かったです」と振り返った。
試合中に足がつった選手は昨年の初日の6人から3人に減少。観客など救護室を利用した人数は午前10人、午後3人の計13人で、昨年比で少ないという。気温の違いもあり一概には言えないが、改善傾向がみられる。日本高野連の井本亘事務局長(53)は2部制導入のメリットについて「終わったばかりで何ともいいようがない。今後検証していきます」と説明した。
ただ、午後6時52分から始まった第3試合は、延長の末に午後9時36分までかかった。今後の課題の1つといえるだろう。2部制は残り2日。まだまだ検証を続ける必要がありそうだ。【古財稜明】

