横須賀工の吹奏楽部1年生4人衆が全力演奏でチームを鼓舞し続けた。顧問の佐々木隼人教諭(34)は「昨年まで楽器初心者しかおらず、演奏できるのは2曲だけでした。今年は経験者の1年生が4人も入部してくれたので、一気に7曲までレパートリーを増やすことができました」と喜んだ。「紅」「ルパン」「アフリカン・シンフォニー」といった高校野球の定番応援歌をわずか1日でマスター。スタンドからの全力演奏が野球部を勢いづかせ、一時は4点差をひっくり返した。
メンバーもそれぞれの思いを胸に楽器を吹いている。ホルン担当の加藤唯在耶さんは将来、楽器職人を目指しているという。お気に入りの曲はルパン。「入部した時に部員がいなかったので、吹奏楽部を無くさないために入りました。工業高校対決なので燃えますね」と話した。
フルート担当の坂本仁さんは「少しでも野球部の力になりたい」。トランペットの小川明音さんは「野球部が頑張っているので演奏していて励みになります」。ホルン担当の本多莉央奈さんは「紅を演奏していると気分が上がります」と話した。
野球部は惜しくも3回戦で敗れたが、最後まで粘り強く戦う姿に刺激を受けていた。今後は7月下旬に海洋科学と合同で「吹奏楽コンクール」に出場する。

