プロ注目の聖隷クリストファー・エース左腕高部陸投手(3年)が今夏初先発し、6回を4安打8奪三振無失点に封じた。立ち上がりから自己最速タイの150キロを連発するなど、90球の好投で5年連続の8強進出に貢献。「気持ちの入った出力の高い球を投げられたと思う。チームにリズムをもってこられて良かった」と笑みを浮かべた。
圧巻は6回。四球と連打で無死満塁のピンチを背負い、上位打線と対峙(たいじ)した。それでも「ここは1点も取られてはいけない。打者1人1人と真っ向勝負した」とギアを上げる。続く2番打者を143キロ直球、3、4番は鋭く曲がって落ちるスライダーで三者連続三振に切った。
U18日本代表候補強化合宿でともに汗を流した高岡第一(富山)の前田が今夏、ノーヒットノーランを達成。前日20日には、沖縄尚学の末吉が甲子園出場を決めた。高部は「やっぱり、自分も負けてられないと思った。これからも自分らしい投球をして、チームを勝たせていきたい」と23日に迎える桐陽との準々決勝に視線を向けた。同じ左腕のライバルたちが見せる活躍も刺激に、2連覇へ歩みを進める。【前田和哉】

