明徳義塾(高知)馬淵史郎監督(70)が、野球への衰えぬ情熱を語った。春夏通算40度目の甲子園に導いた名将は「野球は面白い」と何度も口にし、「男が一生かけてやっていいようなスポーツだと僕は思う。ちょっとしたことをちょっとするだけで、大きく変わったりするんですよね。やればやるほど面白くなる。野球ほど面白いスポーツはないんじゃないかと思ってます」と力説した。
92年夏2回戦は星稜4番の松井秀喜(元ヤンキース)に対し全打席敬遠を指示したり、98年夏準決勝は松坂大輔(元レッドソックス)する横浜に終盤の大逆転劇で敗れたり、そして自身14度目の出場となった02年夏に初の全国制覇を達成したり。甲子園が生んだ数々のドラマに名将の存在はなくてはならなかった。20年から23年まではU18日本代表を率いて、23年U18W杯(旧AAA世界選手権)で初優勝を飾った。パワー野球全盛の時代に、全員で1点をもぎ取り、守り勝つという日本の高校野球の神髄を世界に見せつけたのは数々の名勝負を繰り広げた馬淵監督の手腕が大きかった。
今回自身の引き際について「あと2年」と具体的な時期を言及。気力も体力もまだ十分にあるが、先の人生を見越した時に「あと2年くらいはやってね、最後バトンタッチしたいです。もう何年もやる気ない。やめるんやったらやめる年に公言しますから『今年でやめる』」とはっきりと明言した。

