初戦で、大会屈指の左腕・高部陸投手(3年)擁する聖隷クリストファー(静岡)を破った佐野日大(栃木)は、背番号10の2年生左腕・沖崎翼投手が先発する。元阪神の麦倉洋一監督(55)は「今すごく調子がいいですし、エースの鈴木に負けない2年生らしい思い切りの良さ、怖いもの知らずの投球を期待している。神村学園さんが左投手と対戦する機会が少ない点や、初見で沖崎の球にどう対応してくるかという狙いもある」と、抜てきの理由を明かした。さらに「左独特のまっすぐでもシュートやスライダー気味に動く面白い軌道で勢いもある。少し変則的なフォームでもあるのでタイミングが取りづらいはず」と期待を寄せた。
一方の打線については、初戦で6安打だった打線を調整してきた。「初戦から間も空いたので調整はうまくいっている。野手陣も初戦で打てなかった分、もう1度振り直そうと練習量を重ねてきた。相手が左右どちらの投手でも、センターに強い打球を飛ばす意識を徹底してきた」とチームの仕上がりに手応えを口にした。
大会屈指の総合力を誇る相手に対し、「まずはうちがしっかり守りから入ること。先制されたとしても最少失点でしのぎ、終盤まで粘り強くついていけばうちのペースになる。先に点数を取れれば一気に勝負をかけたい。勢いに乗れば、イケイケドンドンで行けるやつらばかり」と、97年以来29年ぶり2勝目を目指す。

