健大高崎(群馬)は大岩翔斗捕手(3年)4投手を好リードして1失点にまとめ、12年ぶりに8強入りした。17日は休養日で、18日に準々決勝が行われる。
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健大高崎の“スーパー司令塔”が投手陣を巧みに操り、12年ぶりの8強入りに導いた。捕手の大岩が投手4人の長所を引き立てた。「どんなピッチャーが登板しても、巧みにリードして勝たせられるキャッチャーが理想」と、1失点継投リレーをお膳立て。ベンチで見守った青柳博文監督(54)からも「配球やリード面はほぼ大岩に任せている状態で、本当に素晴らしい成長を見せている。昨年の秋段階とは全く見違えるような頼もしい存在」とたたえた。
今大会登録メンバーではエース石垣ら本職5人のほか、この日最速147キロをマークし9回を締めた石田翔ら野手兼任3人を加え、計8人の投手起用が想定される。タイプも持ち球も異なる投手陣をリードする上で、いかに持ち味を最大限に生かせるかに気を配る。「決め球を効果的に使うために、特にツーストライクに追いこむまでをどう組み立てるかは一番意識しています」。
数ある学校の中から健大高崎を選んだのは、専属のバッテリーコーチら充実の指導陣の下で捕手として技術を高めたかったからだ。昨秋の群馬県大会準々決勝で桐生第一に敗れたことをきっかけに、投手陣とのコミュニケーションも見直した。試合前には互いにテーマを確認し合い、試合後には反省会を行うサイクルを徹底。冬場はブルペンにこもり、球を受けながら互いの本音をぶつけあった。「毎日のバッテリーミーティングのおかげで今がある」。コツコツと積み上げてきた努力が、最後の夏に実を結んだ。【平山連】
◆大岩翔斗(おおいわ・しょうと)2009年(平21)1月6日生まれ、静岡県出身。大渕野球少年団野球-菊川ボーイズを経て、健大高崎では2年春からベンチ入り。趣味は「たくさんの知識を得られるから」と読書。好きな言葉は「勝負の神様は細部に宿る」。高校通算本塁打は26本。50メートル走6秒5、遠投95メートル。180センチ、80キロ。右投げ右打ち。

