8月23日のエンゼルスタジアム。ダブルヘッダーとなったレッズとの第1試合で、登板していた大谷翔平選手に異変が起こります。
2回途中に突然、降板。ファインダーから一瞬見えた表情からは、とても軽度なものとは思えませんでしたが、球団からの発表は「腕の疲労」でした。
第2試合も2番DHでスタメンに入り、試合前のベンチでも、ネビン監督と笑顔で話す大谷選手の姿に正直、安堵(あんど)していました。「良かった。私の思い過ごしだった」と。
試合中には、ベンチで相手選手のプレーをまねて見せて水原一平通訳を笑わせ、話しかけるトラウトにも笑顔で対応しています。
7回に出塁すると、塁上にいる大谷選手をレッズのデラクルスが腕を指さしながら心配そうに気遣います。笑顔で話す2人にレッズの選手3人も加わり談笑している姿は、同じ赤いユニホームのせいか味方に囲まれているかのようです。
生還するとナインの出迎えにもおどけた表情でタッチしていて、第1試合での出来事が全く何もなかったように思えて、撮っているこちらも笑顔になっていました。
試合後、ミナシアンGMが会見すると聞き、慌てて会見場に向かった時に聞いた言葉は「靱帯(じんたい)損傷」。信じられない思いでした。
今シーズン登板できないだけでなく、手術の可能性も出てきます。この事実を知って、誰よりも一番動揺し、つらかったのは大谷選手本人のはずです。そんな事は表情にも出さず、平然と次の試合もこなして見せました。心配する周囲への配慮なのでしょうか。大谷選手の笑顔からは、スーパースターのやさしさと気遣いが感じられました。





