日刊スポーツ・MLB専属カメラマンの菅敏(すが・さとし)カメラマンが、シーズン後半もドジャース大谷翔平を密着取材。彼の「魅せる」特別な瞬間や表情を、選りすぐりの写真とともにその舞台裏を語ります。
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ドジャースの選手たちは、安打を放つと「キケポーズ」で喜びを表現します。ムードメーカーのキケ・ヘルナンデス選手に由来するこのポーズは、チームの結束の象徴。長打や逆転打の場面では、ベンチ全体が一体となって盛り上がります。
9月24日、アリゾナ州フェニックスでのダイヤモンドバックス戦。地区優勝までマジック「3」となり、スタンドもベンチも熱気に包まれていました。
1回、先頭の大谷選手がセンターへ豪快な三塁打。ダイヤモンドを駆け抜けた勢いのまま、三塁ベース上で「キケポーズ」を披露、、、と思った瞬間、隣の三塁手ブレイズ・アレクサンダー選手の頭に“チョップ”が直撃してしまいました。すぐに「ごめん」と手を合わせ、苦笑い。アレクサンダーも一瞬何が起こったのかわからないといった表情を見せましたが、やがてそれが偶然の事故だと気づき、笑顔で受け流してくれたように見えました。
いつも礼儀正しく、相手選手へのあいさつや敬意を忘れない大谷選手。その人柄がよく表れた、思わずほほ笑んでしまう一幕で、その姿勢がドジャースという強いチームをより温かくしているように感じました。【カメラマン・菅敏】(ニッカンスポーツ・コム/MLBコラム「カンビンのWEEKLY SHO!Time!!」)





