MLBが現地10日、ナショナルズのスター、ブライス・ハーパー外野手に対して1ゲームの出場停止と罰金を科すと発表した。前日のタイガース戦で問題のある行動があったとするもの。
事の発端は4回裏のハーパーの打席だった。タイガースのアニバル・サンチェス投手に対し、ハーパーは3球で見逃し三振となっている。ブライアン・ナイト球審によるストライク判定が不服だったハーパーは球審に対してはげしく食ってかかったのだ。ただこのときはおとがめ無しで収まっている。
問題となったのは4対4で迎えた9回裏だ。先頭打者のダニー・エスピノーザ遊撃手がマーク・ロー投手によってやはり見逃し三振を取られると、それを見ていたハーパーがベンチから球審を激しくののしったのである。それに対し球審はハーパーを退場処分にした。
そしてさらに問題は大きくなる。この処分直後に代打で出場したクリント・ロビンソン捕手がサヨナラ本塁打を放ったのだ。これに対しチームメイトたちがベンチを飛び出し本塁でロビンソンを迎えるいつもの祝福が行われたのだが、その中にハーパーも混じっていたのである。しかもその祝福の輪に加わる直前、ハーパーは球審を指さし、再びののしる行動を起こした。
この場面がテレビ中継で大きく映されており、ハーパーが放送禁止用語を発していることがはっきりわかるほどだったのである。
これではMLBが出場停止と罰金の処分を科すのも当然だといえよう。罰金の金額については公表されていない。
対するハーパーだが、ゲーム後のロッカールームで報道陣に対し、後悔はしていないとし「かなり動揺していた。言わなければいけないことを彼に聞かせた。それをもう一度聞かせた。わかるだろ?」と話したということだ。
さらに処分に対しては異議申し立てを行っており、処分が決定するまでは出場を続ける意向だ。実際処分が出た後の10日のタイガース戦にも出場し、3打数無安打2三振だった。昨シーズン42本塁打で本塁打王とリーグMVPに輝いたハーパーだけに事がこれ以上大きくならないといいのだが。




