前回、ナショナルズのブライス・ハーパー外野手に対し問題行動で1ゲームの出場停止処分が出たことを伝えたが、それから1週間のうちにMLBはさらなる出場停止を連発することになってしまった。

 まず13日に処分が発表されたのがロッキーズのホセ・レイエス内野手。オールスターに3度選出されるなど、スター選手であるレイエスだが、昨年10月に滞在先のハワイでの妻への暴行容疑で逮捕されたためだ。

 11月に地元紙ハワイ・ニュースが伝えたところによると、レイエスの妻はレイエスが彼女ののどをつかみ、ガラスのドアに押しつけたと警察に証言したということである。これにより妻は首と脚、手首にけがをし、病院に搬送されたという。調書ではレイエスは妻と口論したことは認めたものの、触ってはいないと供述したとされている。

 レイエスはその後保釈され、告訴は3月に取り下げられたものの、出場登録されない状態が続いていた。今回、ドメスティックバイオレンス(DV)規定により51ゲームの出場停止が課されることとなる。レイエスは異議申し立てをしないことに同意したということだ。処分は開幕にさかのぼって適用されるが、この間年俸支払いがされないため、レイエスは今シーズン2200万ドルの契約のうち710万ドルを失うこととなってしまった。

 続いて17日に下された処分は15日にレンジャーズ対ブルージェイズで起こった乱闘によるもの。

 8回表にレンジャーズのローグデド・オドル二塁手が併殺を狙った際、一塁走者のホセ・バティスタがオドルを狙ってスライディングし、悪送球となった。このプレーにオドルが激高し、バティスタに殴りかかると両チームの選手が飛び出し、大乱闘となったのである。

 この乱闘でバティスタとオドルのほか2人の計4人が退場処分となった。続く8回裏にも報復の死球騒ぎがあり、死球を与えたブルージェイズのジェシー・チャベス投手とブルージェイズのコーチが退場処分に。3回にもブルージェイズのジョン・ギボンズ監督とティム・レーパー一塁コーチが退場になっており、このゲームだけで計8人も退場処分になったのだ。

 これに対し、MLBは17日にオドルに対し8ゲームの出場停止と5000ドルの罰金という処分を発表。さらにバティスタにも1ゲーム、ギボンズ監督とチャベスには3ゲームの出場停止など、14人に処分を課している。

 オドルとバティスタはともに異議を申し立てたということだ。

 こうした処分の数が減ればいいのだが。