オールスター・ゲーム・ウィークに行われる恒例のホームラン・ダービー。今年はそこで投手が打者として登場する非常に珍しい光景を見られるかもしれない。ジャイアンツのエース、マディソン・バムガーナー投手が出場に意欲を見せているからだ。
左腕のバムガーナーは一昨年、昨年と2年連続して18勝を挙げ、通算92勝60敗とジャイアンツ先発陣の中心に座り続けている。今シーズンもここまで7勝2敗、特に4月25日以降8回の先発で1度も負けはつかず6勝と絶好調だ。そんなバムガーナーは好打者としても知られている。2014年は自己最高の打率2割5分8厘という数字を残し、昨シーズンも2割4分7厘だった。特に注目されているのは本塁打で、通算13本塁打は現役投手で最多となっている。今シーズンも7日までに2本塁打を放っている。
5日にはカージナルス戦で訪れたブッシュ・スタジアムでの打撃練習で2階席に飛び込む大飛球を打ち込んだのだとか。その後スポーツ専門局ESPNの取材に対し、「そうしたい」というホームラン・ダービーへの出場意欲を話したと同ウェブサイトの記事が掲載した。
ただし実現は難しそうだとも同記事は伝えている。ブルース・ボッシー監督が出場に否定的だというのだ。監督は「ダメだ。真剣に。彼にそれをやらせることはできない。我々は彼にそれを許可できないだろう」とコメントしている。
これはホームラン・ダービーに出場することで負傷する可能性が上がるという懸念からのもののようだ。たしかに監督としてはエースが怪我するようなことはしてほしくないというのは本音かもしれない。
ただ、これに対してバムガーナーは7日、ホームラン・ダービーに出場しても怪我のリスクはない、と語り、再度出場への意欲を示したのだとか。もし出場資格を与えられたら、「もちろんやるつもりだ。もし彼らが出場資格を与えてくれたら、出場するつもりだ」、「打撃は簡単なことではない。だから少しでもチャンスがあるのなら、やるべきだ」と取材陣に語ったということである。
日本の大谷翔平投手の二刀流も好調なだけに、このバムガーナーの挑戦が実現することに期待したいところだ。




