60本を超えるペースで本塁打を量産しているヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手、投手として11勝を挙げながら現地7日までに33本塁打を放っているエンゼルスの大谷翔平投手、2人のMVP争いが大きな話題となっている。その一方で注目したいのが現地4日に行われたカブス戦でカージナルスのアルバート・プホルス内野手が今シーズン16号となる本塁打を放ったことだ。この試合でプホルスは8回に代打で起用され、見事にチャンスを生かしている。これで通算695本塁打となった。
2001年にカージナルスでメジャーデビューしたプホルスはその年37本塁打を放つなどその才能をいきなり開花させ、新人王を獲得。12年にエンゼルスに移籍するまで3度のMVPに輝き2度の世界一制覇に貢献した。昨年5月にエンゼルスから放出され、1年契約でドジャースでプレー。今シーズン、古巣のカージナルスに1年250万ドルで復帰した。
これまでオールスター10回選出、シルバースラッガー賞6回と殿堂入りは確実だ。
契約においても、2004年にはリーグ9人目の1億ドルプレーヤーとなり、2011年には10年2億4000万ドルの契約を結んで史上2人目の2億ドルプレーヤーとなった。キャリアを通じて3億4400万ドル以上を稼いでいる。
700本塁打達成者は「700クラブ」と呼ばれるが、762本でトップながら薬物疑惑のバリー・ボンズ、755本のハンク・アーロン、714本で野球の神様と呼ばれるベーブ・ルースの3人しかいない。4位は696本のアレックス・ロドリゲスでプホルスはあと1本に迫った。
プホルスはカージナルス復帰にあたり、「今シーズンが最後。これが私のラストランだ」、「野球を愛しているし情熱も持っている。このチームに戻り、キャリアをここで終わらせる機会を与えてもらえたことは、本当に特別だ」と語り、今シーズン限りで引退することを示唆している。
その一方でこの決断は自身に再び火を付けたようだ。今シーズン、7日までで86試合の出場にとどまっているものの、打率は2割6分6厘、出塁率3割7分4厘、長打率5割4分3厘、16本塁打と好調を維持している。特に過去30試合で10本塁打、打率3割4分2厘となっている。
42歳のプホルスだが、この調子ならばあと5本を期待せずにはいられない。さらに翻意して来シーズンも現役を続行し、ルース超えまで見たいと思ってしまうのだが。




