大リーグのインディアンス、レッドソックスなどで活躍したマニー・ラミレス外野手(44)が、独立リーグの四国アイランドリーグ(IL)plusの高知に入団することが8日(日本時間9日)、決まった。同地入りしていた高知関係者との交渉がまとまり、正式契約を交わした。

 ラミレスの四国入団が、米国と中南米でも大きなニュースとなった。ESPNやFOXなど米主要スポーツメディアやロサンゼルス・タイムズ紙などの大手新聞が多数報道。大リーグ公式サイトでもトップページで伝えられ、CBSスポーツ電子版は「(MLB所属は11年が最後で、5年たっており)今年からラミレスは米野球殿堂入りの資格を得たが、野球人生を終えたわけではない」と、日本挑戦を好意的に紹介した。FOXスポーツ電子版は「日本の野球のネット中継を何とか見つけ“マニーらしさ”を少なくとももう1度、楽しもう」と書いた。ツイッターでは、ファンが驚きとともに「現役復帰おめでとう」など歓喜の声を上げ、レッドソックスファンとみられる一般ユーザーは「今から四国チームのファンになります」とつぶやいていた。

 ◆四国アイランドリーグplus 四国4県を活動地域とする。05年発足。現在の所属球団は愛媛マンダリンパイレーツ、香川オリーブガイナーズ、高知ファイティングドッグス、徳島インディゴソックス。今季の日程は未定で、2月中旬に発表する予定。昨季は前期後期制を採用し、前期は4月2日に開幕し5月末までの2カ月で各31試合を開催。6月に選抜チームによる北米遠征を行い、後期は7月末から9月中旬に各34試合を実施した。ソフトバンク3軍と8試合、巨人3軍との3試合も試合数に含まれる。今年も前期後期合わせて65試合を予定する。