メッツが5月31日(日本時間6月1日)、球団マスコットがファンに対し侮辱的な行為をしたことを謝罪する声明を発表した。

 同日にニューヨークで行われたメッツ-ブルワーズ戦で、メ軍の球団マスコット「ミスター・メット(Mr.Met)」がファンに向けて中指を立てる様子がファンにより撮影された。メジャー初のマスコットとして知られるミスター・メットは、野球ボールの形をした大きな頭を持つ人型のキャラクター。誕生した1964年から愛され続け、米経済誌フォーブスの人気マスコットランキングで1位に選ばれたこともある。行為直前までの状況は不明だが、ミスター・メットは本拠地シティフィールドの通用口に消える前に振り返り、撮影していたファンに向かって侮辱行為をした。

 撮影された動画がファンのツイッターでアップされると、すぐさま拡散されSNS上で話題に。それを受け、球団は公式ツイッターで「この従業員の不適切な行為を謝罪する。このような態度を見逃すことはできない」との声明を発表した。

 AP通信によると、マスコットの着ぐるみを着用する従業員は複数おり、中指を立てた従業員は今後マスコットの中には入らないと球団職員が明かしたという。