ヤンキースのGM特別アドバイザーを務める松井秀喜氏(43)が、ヤ軍が日本ハム大谷翔平投手(23)の獲得に乗り出した場合、交渉に出馬する可能性が出てきた。ポスティングシステムによるメジャー挑戦を表明した大谷について「一野球ファンとして」と断りながらも「どのようにプレーしていくのか興味深い」「試合を見るのが楽しみ」などと真剣な表情で語った。

 松井氏が米移籍を目指す大谷に言及したことを受け、地元ニューヨークのメディアは、早くも同氏がヤンキースの「親善大使」として大谷獲得に一役買うだろうと報じた。ニューヨーク・ポスト電子版は「ヤンキースは大谷獲得のための秘密兵器を有しているかもしれない」との見出しで松井氏のコメントを紹介し、チームの今後の動きを分析。ヤ軍は「全力で大谷を取りに行くことはほぼ確実」とし、「NPB史上最高のバッターが味方に付いていることは、目的達成のための手助けになる」と、同氏が大谷獲得のプロセスの中で大きな役割を担うと伝えた。ニューヨーク・デーリーニューズ電子版も「ヒデキ・マツイが大谷獲得に携わる」との見出しで特集。大リーグ公式サイトでは「ゴジラが後押し」と、松井氏がエールを送ったことが紹介された。