日米両球界で改定が協議されているポスティングシステムについて、大リーグの機構(MLB)と選手会が合意したと複数の米メディアが21日に伝えた。AP通信によると、12月1日に各球団のオーナーによる投票を経て発効され、プロ野球日本ハムの大谷翔平のメジャー移籍交渉が始まる見通しだという。

 MLBと日本野球機構(NPB)は既に大筋で合意しており、選手会の了承待ちになっていた。新制度になっても、今オフは従来通りにNPB球団が2000万ドル(約23億円)を上限に譲渡金を設定し、支払う意思のあるMLB球団全てが選手と交渉できる。交渉期間がこれまでの30日間から21日間になったのは、選手会の要望によるとみられる。