エンゼルス大谷翔平投手(23)が、4勝目をかけて20日(日本時間21日午前5時7分試合開始)のレイズ戦に先発する。レイズは勝率5割ながら現在6連勝中と勢いに乗り、チーム打率2割6分6厘はレッドソックスに次ぐメジャー2位。中でも注目打者は主砲C・J・クローン(28)とダニエル・ロバートソン(24)の両内野手だ。

 一塁手で主にDHを務めるクローンは昨季までエンゼルスに所属。大谷の加入によりDHプホルスが一塁で出場する機会が多くなることが決まっていたため、2月にトレードで放出された。デビューした14年にいきなり11本塁打を放ち、昨季まで3年連続で16本塁打を放っているが、今季すでに11本塁打。打率も2割8分5厘と好成績を残している。

 2人目のロバートソンはデビュー2年目の若手二塁手。昨シーズンは打率2割6厘とふるわなかったものの、今季は打率2割8分3厘、5本塁打、15打点でOPS(出塁率+長打率)9割2分8厘はチームトップ(100打席以上)。前日には自身初の満塁本塁打を放った。ロサンゼルス近郊出身で幼い頃からエンゼルスのファンだったロバートソンは「グランドスラムなんて初めてだよ。しかも自分が小さいときから通っている球場で、家族と友人の前で打てたなんて本当に信じられない」とコメントしている。

 他にも打率3割超えのダフィー、スミスや6本塁打のラモスらが打線に名を連ねる。エンゼルスは現在5連敗中なだけに、大谷に連敗ストップの期待がかかる。