最長トンネル抜けた大谷、配球変えられ大苦戦の跡

エンゼルス大谷翔平投手(25)が、本塁打なしのトンネルから抜け出した。

ホワイトソックス戦の7回1死一塁から16号2ランを放った。続く打席でも内野安打を放ち、5打数2安打2打点。メジャー最長の9試合連続安打で、73打席アーチなしのメジャー自己最長ブランクを止めた。

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8月の大谷は打率3割3分3厘もミスショットやゴロが多く見られる。MLB公式データのスタットキャストによると、今季のゴロ率は50・4%で昨年の44%より増加傾向。逆にフライボール率は17・4%で、昨年の24%から減っている。

今季は警戒度が高い3番打者。大谷自身、「配球も変わっている。枠の外ら辺が多い」と実感する。ここまで86試合(昨季は104試合)の出場だが、スタットキャストによれば、真ん中高めのボールゾーンは昨年の85球から129球に、低めも180球から185球と増加。打球角度を上げにくくさせ、本塁打を防ぐのに有効といわれる高めを突かれ、低めで勝負される傾向が顕著だ。

また、内角球を引っ張った打球はライナー性かゴロになる確率が高い。この日も2本のゴロが引っ張り打球で、リード打撃コーチも「そこは本人も気付いているだろう。修正しようとしている」と明かした。両コーナーに加えて高低の攻めにどう対応するか。今後の真価が問われる。【MLB担当=斎藤庸裕】