エンゼルスは15日(日本時間16日)、マイク・トラウト外野手(28)が、今週中に右足つま先付近のモートン神経腫を取り除く手術を受けることを発表した。

今季のア・リーグMVP候補の最右翼だった同選手だが、これにより19年シーズンが終了することとなり、無念を語った。MLB公式サイトが伝えている。

トラウトは今季、134試合の出場で打率2割9分1厘、自己最多の45本塁打、104打点の成績。15日の試合前の時点で本塁打、四球、出塁率、長打率のいずれもア・リーグトップの数字で、「ファングラフス」と「ベースボール・リファレンス」によれば、選手の勝利への貢献度を表す指標である「WAR(Wins Above Replacement)」においてもナンバーワンの成績だった。

トラウトは「リーグ最高の選手でありたいと思っている。つねに最高を目指すというのが子供の頃からの自分の姿勢だ。2週間を残してそれが終わってしまったことを考えるとつらい。最高のシーズンの1つを過ごしていると思っていた」と胸の内を語った。

トラウトはトロイ・グロース氏が残した1シーズン47本塁打という球団記録に迫る勢いだったが、これに並ぶことができず。シーズン50本塁打にも到達できなかった。ブラッド・オースマス監督は「彼をプレーさせ、記録を追わせたかった」とコメント。トラウトをフィールドで見ていたかったと、残念がった。(AP)