マー君5年前語っていた「筒香、山田」メジャー対戦

<とっておきメモ>

<レイズ1-0ヤンキース>◇7日(日本時間8日)◇トロピカーナフィールド

ヤンキース田中将大投手(31)が7日(日本時間8日)、敵地でのレイズ戦に先発。5回1安打無失点無四球5奪三振と、完璧な投球を披露した。初対決となったレ軍筒香嘉智外野手(28)を一邪飛、中飛に仕留めるなど、打者16人で許した走者は1人だけ。意図的に高めの直球を使う攻撃的なスタイルで、打球の頭部直撃からの完全復帰へまた1歩近づいた。

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5年前の8月、ヤンキースのロッカールームで久しぶりに田中を取材した。

「筒香、山田…すごい成績ですねぇ。4番であれだけ打って。トリプルスリーで。若いのに」

「対戦したことなかったっけ? 興味あるの」

「ないですよ~。もちろん、興味あります。どんなバッターなんだろうって」

「やってみたい?」

「そりゃあ…そうですねぇ」

強者との勝負本能。「今は無理だね」とつなぐと「ですね」と言って、意外な言葉を続けた。日本人メジャーの対戦に秘める思い。

「注目していただき、取り上げてもらえる。ありがたいことです。『今の自分』を見てもらいたい気持ちがある。いい時も、うまくいかない時もある。結果は出る。ただ結果だけじゃなく、今のボールだったり、プレーだったり、正直なところを見てもらいたい」

剛で日本を極め、海を渡って柔を極め、原点回帰的に振りかぶって投げ込むメジャー7年目。かねて認めていた筒香との対戦で「今の自分」を披露した。【宮下敬至】