マリナーズ菊池雄星投手(29)が、6回4安打無失点と好投した。

レギュラーシーズン最後の登板で、ア・リーグ西地区を制覇したアスレチックスと対戦。1回はリズムよく3者凡退に抑えた。

2回は失策と二塁打から1死二、三塁のピンチを招いたが、後続を抑えて無失点。その後は最速91・6マイル(約155キロ)の直球を軸にカットボール、スライダー、チェンジアップを織り交ぜ、走者を出しながらも粘りの投球でア軍打線を封じた。

99球で3四球、5奪三振。同点のまま救援投手につなぎ、菊池に勝敗はつかなかった。登板を振り返り、「ランナーを出してからの投球が課題だったので、粘り強く投げようといつも以上に思っていました。ダブルプレーや、味方のプレーにも助けられて、0で終えられたのはすごく良かったと思います」と話した。

メジャー2年目は9試合の登板で2勝4敗、防御率5・17の成績。「フォームを大きく変更した中で、いい、悪いははっきりしていたと思いますけど、数字には表れないところで、手応えを多く得られる部分も多くありました。課題は明確にありますけど、ポジティブな要素も多かったと思います」と振り返った。