米大リーグは15日(日本時間16日)、年俸調停の権利を持つ選手と所属球団が希望額を提出する期限を迎え、エンゼルスが合意した選手リスト(5人)の中に、大谷翔平投手(26)は含まれなかった。

年俸調停の権利はメジャーの出場登録が3年以上6年未満の選手に与えられ、今オフに権利を得ていた。年俸調停となれば、今後は年俸調停委員会の裁定に持ち込まれる。

大谷は17年オフに日本ハムからポスティングシステム(入札制度)を利用してエンゼルスに移籍。投打の二刀流としてメジャーの注目を集めた。

16年12月から適用された新労使協定で25歳未満の海外選手の契約金が制限されることとなったが、高額の契約を求めずに早期のメジャー挑戦を決断。マイナー契約でエンゼルスに入団し、キャンプ中にメジャー契約に切り替わった。

それでも1年目はメジャー最低年俸の54万5000ドル(約5720万円)。2年目は微増で65万ドル(約6825万円)、3年目は70万ドル(約7350万円も、60試合のため約37%に減額)にとどまっていた。

今季は大幅増が見込まれており、MLB公式サイトは二刀流選手の調停1年目として注目。年俸は300万ドル(約3億1500万円)前後になると予想していた。