野球で実績を挙げるとともに社会福祉にも貢献した選手に贈られるロベルト・クレメンテ賞が27日に発表され、レイズの指名打者ネルソン・クルーズ(41)が受賞した。

クルーズはドミニカ共和国の故郷、ラス・マタス・デ・サンタクルスにさまざまな支援を行っており、その活動が評価された。これまで消防車、救急車などを提供し、他にも診療所、警察署、教育センターの設立など多岐にわたって地域をサポート。コロナ禍の昨季は700世帯に食料支援を行った。

ワールドシリーズ第2戦の前に会見が行われ、クルーズは「とても名誉なこと。認めてもらいたくてこの活動を行っているわけではないが、評価してもらえるのはいつでもうれしいこと。この賞は野球選手にとって最高の賞だから特にね」と話した。