球審が、誤ったボール判定をした後、投手に対して謝罪するようなしぐさを見せたことが米メディアで話題を呼んでいる。
メッツ-ブレーブス戦の球審を務めたのは、オールスターを裁いた経験もあるチャド・フェアチャイルド氏(52)。5回2死走者なしで、メッツのバジットがカウント2-2から9番スワンソンに真ん中低めにシンカーを投球。ストライクゾーンに入ったのは明らかで、バジットと捕手のマキャンは三振を確信しベンチに戻ろうとしたが、球審の手は上がらなかった。実況も「見逃し三振。いや、三振ではないのか? チャド・フェアチャイルドを除いてグラウンド全員がストライクだと思った」と困惑気味に伝えた。
バジットは結局スワンソンを歩かせた。この回を無失点で切り抜けるも、本来より8球多くかかった。すると、5回終了後にベンチに戻ろうとするバジットに目をやったフェアチャイルド氏は、自身の胸の方に手を当てるようなしぐさをし、謝罪の意を表明。あまりお目にかかれない光景に、米CBSスポーツは「選手と審判がお互いに配慮して前向きに交流する場面はなかなかない。この試合ではフェアチャイルド審判のおかげでそれが起きた」と伝えた。
バジットは試合後に「ストライクだとわかっていたが、審判という仕事は世界で最も難しい職業の1つだと思うよ。間違った判定でも僕は全然気にしない。起きてしまうことだからね。自分がストライクだと思っても、見返したら審判が合っていることもある。だからアンパイアに対して怒るようなことはないよ」とコメントしている。



