レッズのトミー・ファム外野手(34)がファンタジー・フットボール・リーグをめぐる対立でジャイアンツのジョク・ピダーソン外野手(30)を平手打ちした騒動に関して、エンゼルスのマイク・トラウト外野手(30)の責任だと批判した。トラウトは同リーグのコミッショナーを務めていたという。

ファムは1日付のジ・アスレチックのインタビューで冗談交じりに「トラウトの仕切りは最悪だった。彼はファンタジー・スポーツ界で最悪のコミッショナーだ。対立があっても何も解決しなかった。誰もコミッショナーをやりたがらなかったので、みんなが彼に押しつけたんだけれどね。だから我々の責任でもある」と語った。

騒動が起きたのは5月27日のレッズ-ジャイアンツ戦前の練習中。フィールドにいたピダーソンにファムが声をかけいきなり平手打ちをした。MLBが騒動を調査をした結果、ファムは3試合の出場停止処分を受け、1日(日本時間2日)に処分を明けた。

トラウトはヤンキース戦前に取材に応じ、コミッショナーを務めていたことを認めたが、ピダーソンがリーグのルールを破ったかについては「ファンタジー・フットボールのことは話さない。みんな勝負に真剣なんだ。みんなあれが大好きなんだ。嫌いなヤツなんていないだろ?」とコメント。今後もコミッショナーを続けるかについては「まだ決めていない。コミッショナーというのは誰もが非難されるものだ」と話した。