【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)15日(日本時間16日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(29)が左翼!? 入団会見が行われた翌日、デーブ・ロバーツ監督(51)が米メディアの電話インタビューに応じ、左翼の守備に就く可能性について話し合ったことを明らかにした。エンゼルス時代の21年には、当時のマドン監督の下で外野の守備を経験。来季は打者に専念するが、場合によっては外野の守備にもつく可能性が出てきた。
◇ ◇ ◇
ドジャース大谷へ、新たな可能性が出てきた。ロバーツ監督は記者会見の翌日、米メディアの電話インタビューに応じると、とっておきの起用法を口にした。来季の大谷の起用について「2文字。DH(指名打者)だ」と明言した上で、「『9月にボールを投げられるようになっていたら、左翼から投げてもらえるか』という話も少しした」とコメント。「『もし腕に問題がなければ大丈夫』と彼は言っていた。その時まで、まだまだ時間があるし、様子を見ながら」と明かした。
大谷がメジャー移籍後に外野手として出場したのは6年間で7試合。エンゼルス時代の21年シーズン、当時のマドン監督の下で右翼で6試合、左翼で1試合プレーした。いずれも試合終盤からの出場だったが、身体能力の高さを買われて起用された。
大谷は前日の会見で、素振りを既に開始していることを明かした。1度目の手術の時よりも早い回復を見せており、順調なら3月20日のパドレスとの開幕戦(韓国・ソウル)に間に合う見込みだ。ロバーツ監督も「まず開幕に間に合わせることが目標」と話した。
また、地元紙LAタイムズによれば、右肘の執刀医でチームドクターのエラトロッシュ医師の話では、来年9月にはライブBP(実戦形式の投球練習)で登板できる見通しだという。強度に耐えられれば、外野からのスローイングも可能と判断されるかもしれない。
DHは主力野手を休ませる際に定期的に使われるポジションでもあり、特に疲労が蓄積するシーズン終盤では、大谷をオーダーから外す必要が出てくる可能性も否めない。その時のために、打者起用の幅を広げる選択肢として、同監督が提案したとみられる。二刀流の復帰後に外野も守る“三刀流”は体への負担がかかりリスクが高いが、打者専念の来季であれば、外野手としてプレーする可能性はあるかもしれない。



