【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)14日(日本時間15日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(30)がメジャー通算250号を派手に飾った。ジャイアンツ戦に「1番DH」で出場し、第1打席で今季7本目の先頭弾を放つと、6回の第4打席で25号ソロをマーク。3打数2安打2打点で大勝に貢献した。250号&150盗塁に到達したのは史上最速。先頭打者アーチはシーズン15本ペースで、メジャー記録を超える勢いだ。試合後には、3日に亡くなった長嶋茂雄さんの野球愛を受け継ぎ、後世に伝えていく意志を示した。

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やっぱり、見たことがない本塁打だった。メジャー通算250本のうち、204本を生で目撃した。おそらく、現地で取材を続ける記者では最も多く「大谷の本塁打」を体感している。毎年、驚くようなホームランが見られる機会に恵まれるのは、感謝でしかない。同時に、定点観測のように見続けていると「こんな1発、初めてだな」と思うことが、よくある。通算250号が、まさにそれだった。

打った球は外角のカーブ。しかも、ボールゾーンに外れていた。すくい上げれば打球に角度が出るが、そういう感じでもなかった。3-2のフルカウントから当てたようなスイングでフェンス越え。「一体、どうやって打ったんだ?」。もはや毎年のことではあるが、こんな疑問が湧き出る。MLB公式のデータサイト「ベースボールサバント」で分析すると、右投手の外角ボールゾーンのカーブを捉えた本塁打はやはりゼロだった。沈黙が続いても、突然打ち始めるのは打者・大谷の“らしさ”でもあるが、さらに進化した打撃を見せるあたりが驚異的だ。

今季7本目の先頭打者アーチで自己最多を更新。「基本的には初回の1番バッターが一番(相手が)勝負にくる打席だと思うので、回が進んで僅差になって、得点圏にランナーが進めばゾーン外を突いてくる」。その言葉通り、1本目は甘い球を捉え、2本目は厳しいコースを運んだ。バックネット裏の記者席から見ていると、打った瞬間の打球音や角度、スイングの仕方などで大体は本塁打となるか直感で予想できる。その想像を超える250号だった。

大谷翔平がメジャー通算250号 24号先頭打者弾、25号ソロ ドジャース大勝首位守る/詳細