【トロント(カナダ・オンタリオ州)30日(日本時間31日)=斎藤庸裕】ドジャースが大谷翔平投手(31)、山本由伸投手(27)、佐々木朗希投手(23)の日本人トリオを軸に総力戦に臨む。ブルージェイズに2勝3敗と王手をかけられ、再び敵地で迎えるワールドシリーズ(WS)第6戦。先発マウンドには第2戦で完投勝利を挙げた山本が上がる。打者で出場する大谷は前日練習でフリー打撃を行った。28スイング中、14本の柵越えを放ち、順調に調整。第7戦に中3日で先発する可能性に備え、投手調整ではキャッチボールを行った。
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負けられない一戦の前夜、戦いの舞台ロジャーズセンターにド軍ナインの笑い声が何度も響いた。午後7時ごろから始まったチーム練習。投手と野手がそれぞれ調整した。ロバーツ監督は選手たちに告げていた。
「今日の練習は任意にしていた。長いシリーズで18イニングを戦った試合もあったし、(長距離の)移動もあった。でも、誰一人休みを取らなかった。このチームがどんな気持ちでここにいるかを物語っている。彼らは戦い続けている」
大半の選手が休養をとり、閑散としていたブルージェイズの練習時間帯とは対照的で、ロバーツ監督のズッコケ大爆笑もあった。俊足の金慧成(キム・ヘソン)内野手と突然、一塁からベースランニング競走を始めると、二塁を回ったところで豪快に転倒。笑いに包まれ、練習が始まった。
第6戦の先発で命運を託された山本は、フェンス際でのジョギングからキャッチボールを行い、時折笑顔を見せながらリラックスした表情だった。第7戦に中3日で先発する可能性に備え、大谷も投手調整でキャッチボールを開始。笑顔を交えながら、約40メートルほどの距離で強度を高めた。練習の締めくくりは打者でフリー打撃。28スイングで14本の柵越えを放ち、3セット目は5階席に運ぶ特大弾を披露した。最終4セット目は5連発をマークし、パワフルな打撃は健在だった。
同僚を狙って打ち、周囲を沸かせる場面もあった。左中間付近で守備についていたT・ヘルナンデスから、こっちへ打てとのジェスチャーで呼ばれ、逆方向へライナー性の打球を飛ばした。これをT・ヘルナンデスが後退しながらキャッチ。大絶叫とバンザイで、ショータイムを盛り上げた。
ここ2戦で3得点と湿っている打線で、トップバッターとして期待される。第5戦では各打者がブ軍の若手右腕イエサベージのスプリットに苦戦。第6戦の先発ガウスマンもスプリットの使い手だ。ベイツ打撃コーチは「過去の対戦のフィードバックから話し合い、どう攻めていくか対策する」と気を引き締めた。エース山本を援護するには、大谷を始め打線の奮起が不可欠。僅差のリードで守護神・佐々木を早い段階から投入する可能性もある。命運をかけた一戦へ、総力戦で臨む。



