ドジャース大谷翔平投手(31)が24日(日本時間25日)、来年3月の第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場することを自身のインスタグラムで表明した。開幕まで残り100日という節目の電撃発表。23年の前回大会ではクローザーとして胴上げ投手となり、打者としても打率4割3分5厘でMVPになった主砲が、日本を第1、2回大会以来の連覇へ導く。ただ、他の日本選手の参加はまだ不透明となっている。

   ◇   ◇   ◇

大谷がWBC参戦を、メジャーリーガー一番乗りで電撃発表した。日本代表のユニホームを着た自らの写真に「2026 WORLD BASEBALL CLASSIC」というポスター風写真をインスタグラムに投稿。英語で「Thank you to all the fans for another great season.I'll train hard and look forward to seeing you all next year.」(素晴らしいシーズンのご声援に感謝します。来年お会いできるのを楽しみに一生懸命鍛えます)。日本語で「日本を代表して再びプレーできることを嬉しく思います」とつづった。

大谷は以前から出場に前向きだったが、13日(同14日)のナ・リーグMVP発表時は慎重に「まだ球団を通してというか、個人間ではちょっとやりとりができないので。球団と、どうなるか連絡を待っているという、みんなそういう段階かなと思う。これから先、決まっていくことなのかな」と話していた。

ワールドシリーズ連覇を果たし、ドジャースの選手たちは30球団で最後となる11月1日までプレーした。大谷は第7戦で先発登板し、打者としてもフル出場。他球団の選手に比べてオフ期間が短いため、負担が大きい投手としての出場に制限がかけられるケースも想定される。

他の日本選手の参加は、まだ不透明だ。山本由伸は完投を含む3試合に登板。MVPに輝いたが、中0日登板を含めてポストシーズン(PS)で37回1/3を投げた。右肩痛から復帰したばかりの佐々木朗希も、クローザーに抜てきされるなどPSで9試合に投げた。ロバーツ監督は「私が決めることではなく、日本のために彼らが決めること。彼らがWBCに出場するとなったら、私は全力でサポートしたいと思っています」と話したが、球団が故障を懸念する可能性もある。前回大会ではカーショーが、保険の関係で出場を認められなかった。

メジャー所属選手のWBC出場可否は、MLBと同選手会が共同で設立した組織「WBCI」と球団に委ねられている。スター軍団のド軍は1大会で12人が各国代表に選出されたこともあるが、最終的には特定球団からばかり代表が選出されないよう、また強豪国に集中しないよう調整されるとみられる。大谷参戦で他の日本人選手も参加表明への道筋はできたが、各所の思惑は複雑に絡み合う。日本連覇の道程は始まったばかりだ。【斎藤直樹】

◆WBC出場を表明済みのMLB選手 米国代表はア・リーグMVPのジャッジ(ヤンキース)が主将を務める。今季捕手初の60本塁打を放ったローリー(マリナーズ)ゴールドグラブ、シルバースラッガー賞遊撃手のウィット(ロイヤルズ)外野守備の名手クローアームストロング(カブス)と野手は豪華。投手はサイ・ヤング賞のスキーンズ(パイレーツ)ら。プエルトリコ代表はリンドア(メッツ)が主将、ベネズエラ代表はペレス(ロイヤルズ)が主将で、リーグを代表する選手が務める。