【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)6日(日本時間7日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(31)が、古巣のエンゼルス戦に「1番DH」でスタメン出場し、11号2ランを放む2安打2打点で勝利に貢献した。
6月は初アーチで、出場7試合ぶり、33打席ぶりのアーチだった。ドジャースは打者12人の猛攻で初回に9点を奪った。
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猛攻の勢いに乗るように、大谷は1イニング2度目の打席に入った。1死二塁、左腕スーターの甘く入ってきたツーシームをフルスイング。カウント2-2と追い込まれながらも強振し、打球は時速110・4マイル(約178キロ)、角度23度の理想的な弾道で飛んだ。球場に響き渡る打球音と角度だけでもスタンドに入ると分かる、完璧な一撃。5年ぶりとなる1イニング9得点の“トリ”を飾った。
打った瞬間の強烈な本塁打が出そうな予感は、前日から漂っていた。エ軍の左腕デトマーズと対戦した6回の第3打席。この日の11号2ランと同じように、甲高い打球音が響き渡った。真ん中低めの95・1マイル(約153キロ)に対し、タイミングはほぼ完璧。だが、ミスショットで上がりすぎた。角度42度の左飛で凡退。その後の打ち損じたような表情が、柵越えまで紙一重の状態を物語っていた。
打者大谷の強みが生かせる、好条件もそろっていた。もともと左投手を苦にしないが、今季もその特徴が顕著に表れている。対右の成績は3割1厘、7本塁打で、対左は同2割9分6厘、4本塁打とほぼ変わらない。同じ左打者だったロバーツ監督は「時には(左打者には不利とされる)左投手が、本調子に戻してくれることがある」と言う。大谷が今季、ドジャース移籍後では最長ブランクとなる60打席ぶりアーチを放ったのも、左腕からだった。
6月は例年、状態が上がってくる時期が重なる吉兆月でもある。5試合で4度目のマルチ安打をマークし、再び打率3割に乗せた。ロバーツ監督は試合後、「まだ何人か本来の打撃はできていないが、チーム全体としては、非常にいい攻撃ができている」と、1イニング9得点を挙げた打線を高評価。勢いづけば、爆発力が高いド軍。その中心に、大谷がいる。



