ドジャース大谷翔平投手(31)が、先発予定を緊急回避し、今3連戦はDHでの出場に専念することになった。左膝の状態が万全ではなく、12日の試合を終え、膝にたまった水を抜く処置を行う。MRI検査など追加で行う予定はないという。
球団は併せて、14日にフィラデルフィアで開催されるオールスター戦の辞退も公表。休養にあて、後半戦に向けて状態を整える方針を示した。
ロバーツ監督は試合前、大谷の登板回避とオールスター辞退について、現状を説明した。主な一問一答は以下の通り。
-大谷の件について、いつ知ったか
昨日の朝。チームスタッフ、ショウヘイと話し合い、彼もこれまで膝の状態をうまくコントロールしてきました。ただ、もし今のタイミングで処置を行い、水を抜くなど必要な対応をして状態を管理できるのであれば、加えてオールスター休みで休養できるなら、それが一番いいだろうという判断になった。今夜、100球近く投げて余計な負担をかける必要はない。投手陣もオフ明けで状態は良く、オールスター休みも4日間ある。すべての条件を考えると、この判断が一番理にかなっている。
-後半戦の最初の3連戦、ニューヨークでのヤンキース戦で投げる可能性は
まだ分からない。ただ、後半戦全体の投手起用プランが変わることはない。オールスター後のどの日に登板させるかは、これから話し合う。まだ時間はあるし、現時点では答えられないが、大きな意味で後半戦への影響はないと思う。
-膝の水を抜くということは、ここ最近また腫れが出ていたのか
少しだけ。ただ、見ての通り打撃にはほとんど影響していない。もちろん盗塁は控えさせているが、本人の状態は良く、この3試合はDHで出場する予定だ。
-何か新たなことがあって腫れが悪化したのか
いや、そういう訳ではなく、今なら処置をする絶好のタイミングだから、今のうちにやっておこう、と。悪化させる前に。水曜日の試合後に、投手陣が(先発の緊急回避を)十分カバーできることも確認できつぃ、オールスター前にさらに負担を増やさないようにしようという話で、全員がそれに納得している。
-治療プランは球団側から提案したのか
イエス。もともと日曜日に水を抜く予定で、4日間しっかり休めます。(後半戦スタートの)金曜日には問題なく出場できる状態になると考えている。
-もし今が10月(ポストシーズン)だったら投げていたか
そうだね。私たちは今どんな状況なのか、そして彼がどんな選手なのかを理解している。慎重に対応できる場面なら、慎重に対応するべきだと思う。
-サイ・ヤング賞のタイトルよりも10月を優先したということか
安心した訳ではないが、ショウヘイ自身がずっと言っているように、一番の目標は10月(に勝つこと)。
もちろんサイ・ヤング賞を目標にしているのも理解している。だが、10月に健康な状態でいることよりも、優先されるものはない。1試合登板を見送ることが、彼自身にもチームにも最善の判断であり、そこに驚きはない。
-本人はイライラしていましたか
特にそういう様子はなかった。
-今年前半、二刀流の管理を通して学んだことは
失敗だったと思うことはない。私自身、彼の負担を以前よりずっと意識して見るようになった。毎打席立ち、普通の先発投手と同じように投げる二刀流を当たり前のように考えるのはフェアではない。私たちはこう思う、こういう選択肢の方が、君にもチームにもいいかもしれない、そういう話しを続けていて、ショウヘイも前向きに応じてくれている。
-本人は投球フォームが膝への負担につながっていると言っていたが
時間を与えて、悪化させないことが重要。ここ4~5試合は本来の翔平らしい状態ではなかった。今回登板を1回飛ばして、炎症をしっかり引かせ、体力も回復させれば、もっといい状態で戻ってこられると思っている。
-違和感を訴えていた右上腕二頭筋は問題ないか
腕は問題ない。



