【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)15日(日本時間16日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(32)が、打者として最速球を体感した。ブルワーズ戦に「1番DH」で出場し、4打数1安打。最速105・5マイル(約169・8キロ)の剛腕ジェーコブ・ミジオロウスキー投手(24)と3度対戦し、第2打席の適時三塁打でチーム唯一の打点を挙げた。今季のサイ・ヤング賞筆頭候補と3年連続のMVP打者が、至高の真剣勝負を繰り広げた。

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メジャー最高峰のスピードとパワーが激突した。初回先頭、大谷はミジオロウスキーとの第1打席、いきなり初球103・7マイル(約166・9キロ)で攻められた。これまで体感した最速球は、エンゼルス時代の23年8月のレンジャーズ戦でチャプマンと対戦した時の103・1マイル(約165・9キロ)。それを約1キロ上回る球はインハイに外れた。さらに5球目で、この日最速の104・2マイル(約167・7キロ)を計測。最後はカウント2-2からの6球目、103・8マイル(約167・1キロ)に押され、三飛に倒れた。

しのぎを削る戦いは続いた。2点を追う3回2死一塁の第2打席、カウント0-2から100・3マイルの内角球100・3マイル(約161・4キロ)をさばき、高いバウンドで一塁手の頭上を越す適時三塁打をマーク。第2打席まで全9球、直球の真っ向勝負だった。ロバーツ監督は試合後、両者の戦いを「ファンタスティックだった」と感嘆。「初球から4球連続で104マイル(約167・4キロ)なんて、見たことがない。野球界で最高の投手の1人だ」と、ミジオロウスキーに脱帽の様子だった。

クライマックスは第3打席。3点を追う5回1死満塁のチャンスで迎え、スタジアムも最高潮の熱気に包まれた。直球勝負から一転、初球のカーブに大谷は空振り。2球目は内角低めにシュート気味の速球で見逃し。3球目は内角低めのスライダーで空振り三振を喫した。配球、制球、球威、スイングの迫力、全て別次元の戦いだった。

リーグ最高勝率を争う両軍は、ここまで今季6戦で3勝3敗。今4連戦は、ド軍の1勝2敗となった。ロバーツ監督は「明日は大きな試合。シーズンの対戦成績でも、勝ち越せるチャンスがある」と今季最後の直接対決を前に、気を引き締めた。

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