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有原3カ月ぶり本格投球に栗山監督も絶賛

捕手に座ってもらいブルペン投球する日本ハム有原(撮影・江口和貴)
捕手に座ってもらいブルペン投球する日本ハム有原(撮影・江口和貴)

 日本ハムのドラフト1位有原航平投手(22=早大)が、貫禄十分にベールを脱いだ。18日、沖縄・国頭での2軍キャンプでブルペン入りし、プロ入り後初めて捕手を座らせて直球のみ20球を投げ込んだ。右肘痛の回復を図りながらの調整を続けてきており、本格投球は昨年11月の東京6大学リーグ早慶戦以来。視察した栗山監督は「マー君っぽい」と、ヤンキース田中の名を挙げ絶賛した。

 夢中で右腕を振った。有原は久しぶりの感覚に心躍らせた。本格投球は昨年11月の東京6大学リーグ早慶戦以来。当たり前だった光景が、新鮮に感じた。「胸の高さで投げていたので、低めで今までと違う感覚だった」。ブルペンで捕手を立たせて20球の後、「真ん中、高めでお願いします」の合図で座った捕手へ投げ込んだ。初球。球審の「ボール」の声が響き渡った。

 14球を投げてギアを入れた。「試すという部分で、ちょっと力を入れた」。はじけるような高音が鳴った。8割ほどまで力を上げて右肘の感覚を確かめた。「最後の5球は、いい感じだった。それ以外は指にかかっていなかった」。見ていた関係者によると140キロは超えていたという。3度の立ち投げから全て視察している栗山監督は、思わずうなった。「マー君っぽい。(大谷)翔平みたいに腕がしなるタイプじゃない」。

 指揮官が例えたのは、ヤンキース田中だった。「軽く投げてもボールがくる感じ。思わず、笑顔満開になりました」と、頬を緩めた。187センチ、97キロは、188センチ、93キロの田中とほぼ同サイズ。投球も大リーガーの雰囲気を漂わせた。直球のみ20球、ラスト3球は外角低めに決まった。

 心の葛藤と闘い続けている。1日のキャンプインからスロー調整に専念し別メニューの日々。コンディショニングの合間に、悩ましげにシャドーピッチングを繰り返すこともあった。「怖さもありますし、ここまで段階を踏んできているので、いきなりバッといかないように」。苦悩が少し晴れた。「ずっと投げていなかったので、純粋に楽しかった」。気持ちにブレーキをかけながら進んできた成果が笑顔になって表れた。

 21日に再び捕手を座らせてブルペン入りする予定。「回数を重ねていって、良い感覚を戻したい」と笑みが浮かんだ。3月14日開幕のイースタン・リーグでの初実戦を見据えて、少しずつ調子を上げていく。大型ルーキーが、本領発揮へ新たなスタートを歩み始めた。【田中彩友美】

 [2015年2月19日10時41分 紙面から]









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