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ハム中田砂浜弾、先っぽでも軽~く140m

3回裏日本ハム無死一塁、左越え2点本塁打を放った中田は軽快にベースを回る
3回裏日本ハム無死一塁、左越え2点本塁打を放った中田は軽快にベースを回る

<練習試合:日本ハム19-8ハンファ>◇19日◇名護

 「先っぽ」でも特大の砂浜弾! 日本ハム中田翔内野手(25)が、韓国ハンファとの練習試合で推定飛距離140メートルの場外弾を放った。3回無死一塁の場面で芯を外しながらも、左翼の防球ネットを軽々とオーバー。打球は外周道路に着弾。ワンバウンドで名護湾の砂浜へ到達する特大2ランとなった。対外試合では2試合連続アーチ。体調良好の4番がシーズンでの大爆発を予感させた。

 南国の青空を突き破りそうだった。中田のパワーがさく裂した。3回無死一塁。131キロ直球が、やや内角高めに浮いてきた。「ちょっと(バットの芯の)先っぽだった。そんなに飛んだの?」。強風にも乗った打球は防球ネットを越え、外周道路で弾みワンバウンドで砂浜に到達した。「まだまだ。でも、しっかりとしたポイントで打てた」と、サラリと振り返った。

 初回から体の動きはキレキレだった。1回1死一、三塁の好機で遊ゴロも一塁走者として出塁。次打者の3球目が暴投になると、98キロの巨体を感じさせない全力疾走で二進した。5回まで守った一塁守備も軽快。昨季は両脚や腰に不安を抱えていたが、多忙なオフの間を縫ってケアしてきた。栗山監督も「ホームランよりも、走塁の形とかいいよね」と目を細めた。

 じっくりと調整している。ここまで、3試合で実戦出場を免除された。自身にとって初となる主力待遇にもおごりはない。「走り込みやウエートをしっかりできている。時間を有意義に使えている」と、体づくりに励む。キャンプ中の仕上げ具合は「7、8割くらい」と見据える。3月のオープン戦で実戦勘を取り戻し、開幕を100%で迎えるのが青写真だ。

 順調さを物語る、懐の深いファンサービスも敢行した。3日の練習後。サインをもらえなかった一部ファンが、あきらめきれずに宿舎前で残っていると突如、自室のテラスに登場。手元にあった自らのグッズを地上にいるファンへ「行くぞ」と、放り投げてプレゼントした。

 この日の試合後も、ウエートトレーニングを欠かさなかった。「もうちょっと、バットを振り込む時間が欲しいね」と、どこまでも貪欲。「(打撃部門)すべて1番になりたい」という野望を持つ主砲の、有言実行を期待させる放物線だった。【木下大輔】

 ◆日本ハム中田の140メートル弾 2年目の09年2月9日の紅白戦(名護)で、八木(現中日)の135キロ直球を左中間へはじき返し、砂浜まで届く推定140メートル弾を放った。初実戦の第1打席、初球を捉えた。1年目の08年春季キャンプでは、初の対外試合となった阪神との練習試合(名護)で130メートル弾を放っており、2年連続の場外弾だった。名護キャンプでは12、14年にも場外弾を放っている。

 [2015年2月20日7時21分 紙面から]









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