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大谷が開幕投手!ダル以来高卒3年目

子どもたちの脇をランニングする日本ハム大谷(撮影・黒川智章)
子どもたちの脇をランニングする日本ハム大谷(撮影・黒川智章)

 「平成のミスタープロ野球」を目指し、大きな大きな第1歩だ。日本ハム大谷翔平投手(20)が、自身初めて開幕投手を務めることが20日、決まった。栗山英樹監督(53)が同日、本人へ直筆の手紙を渡して伝え、背番号にちなんで午前11時11分に発表した。高卒3年目での大役は、ダルビッシュに並ぶスピード記録。また、この日は巨人長嶋茂雄終身名誉監督の79歳の誕生日。偉大な先輩のように、球界の歴史を塗り替えていくスーパースターになってほしいという思いが込められていた。

 ホテルの一室に呼ばれた大谷は、栗山監督から渡された手紙を、黙って読んだ。「戦う顔になっていく変化があった。すばらしい表情をしていた」(同監督)。3月27日開幕戦(対楽天、札幌ドーム)のマウンドを託されることになった大谷は指揮官を見つめ返し、「頑張ります」と短い言葉に力を込めたという。

 大谷 うれしさもそうですし、責任を持ってしっかりとやりたいと思いました。期待に応えたい。全力で勝ちにいきたいです。(チームに)流れを持ってこられるようにしたいです。

 手紙を渡してから1時間ほどがたった午前11時11分、栗山監督はテレビカメラの前で「2015年、開幕投手。大谷翔平。優勝するため、この形にしました」と発表した。

 名護市営球場そばの砂浜だったため、たまたま居合わせたファンからは歓声が起こった。直接反応を見ることが出来た同監督は「そういう投手になってきたんだな。よかったなって思う」と頬をゆるめた。

 2月20日という日に、意味があった。長年プロ野球を支え、盛り上げたスーパースター・巨人長嶋茂雄終身名誉監督が、この世に生を受けた日。「今年の開幕投手もそうなんだけど、この先が大事。本当のスタートになる」。今後の大谷の野球人生までを考え、深い意味を込めて、手紙にもメッセージを記したという。「こっちの勝手な思いだけどね。長嶋さんがつくってくれたものを翔平に受け継いでもらわなければいけない。翔平が歴史をつくっていくと思う」。2015年の開幕戦が、新しい伝説の幕開けになる。

 楽天戦は昨季6試合に登板し、2勝1敗。「(新)外国人もいるので」と研究はこれからだが、投打「二刀流」をこなす大谷だからこその強みもある。「オープン戦もあるし、投げなくても(相手打線を)見られる。そこで勉強したいです」。今日21日のオープン戦初戦も相手は楽天(名護)。「5番DH」で出場予定で、試合に出場しながら相手の戦いぶりを見ることが出来る。

 高卒3年目で開幕戦のマウンドに上がるのは、球団では07年のダルビッシュ以来となる。就任4年目の栗山監督は12、13、14年と開幕戦は3戦負けなし。大谷は「ホームの試合(で後攻)なので、先に投げる。最初に勢いをつけたいです」。160キロの剛球に多彩な変化球。シーズンを占う大事なマウンドに、全身全霊をかける。【本間翼】

 [2015年2月21日7時19分 紙面から]









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