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松坂実戦OK 松中と9年ぶり対戦手応え

ブルペンで佐藤コーチ(右)の指導を受ける松坂(撮影・菊川光一)
ブルペンで佐藤コーチ(右)の指導を受ける松坂(撮影・菊川光一)

 ソフトバンク松坂大輔投手(34=メッツ)が、実戦登板に向けて準備OKだ。20日、2度目の打撃投手に登板。松中、カニザレスに対戦して安打性の打球は4本と抑えた。その後、ブルペンでさらに40分調整。佐藤投手コーチと2人きりで修正を重ね「試合で投げられる」と自らGOサインを出した。キャンプ終了後、いよいよヤフオクドームでデビューする。

 「やっぱり力が入りますね」。松坂が、9年ぶりとなった松中との対決を楽しんだ。打撃投手として再現された平成の名勝負。しのぎを削ったライバルに22球を投げ、安打性4本と抑え込んだ。

 8球目には右足スパイクに死球を当てるシーンもあったが、小さな変化球が時の流れを感じさせた。シュートやカットボールなどを数多く織り交ぜた。西武福島スコアラーは「西武時代には投げていなかった。米国的な配球をしそう」と警戒した。

 変化球主体だったのは、まだ納得がいく直球が投げられないという理由もあった。打撃投手後、松坂はすぐにブルペンへ直行した。佐藤コーチの「なんで股を閉じないのか?」という問いかけで、内転筋を使っていないことに気付いた。米国時代に痛め、無意識にかばっているうちに使わないフォームになっていた。

 「股を閉じたら、最後(左足の)1本足で立てる」。しっかり内転筋を使って体重移動することで、腕は振れ、直球も走りだした。約40分、佐藤コーチとの修正は続いた。練習後、松坂は「大丈夫。(次は)試合で投げられると思います。自分の中で考えていることとできていることが合ってきた」。浮かんだ笑顔が、ついに復活の道筋が見えたことを物語っていた。

 キャンプ初日には「まだムダな動きが多い」と話していたが、この日は「今の投げ方なら数多く投げられる」。佐藤コーチに背後に立たれ、左肩の開きを矯正する練習も「意識しなくなってきた」とフォーム修正に手応えを感じている。

 佐藤コーチも「今日1日でそこまで納得したの? 次が楽しみだね」と喜んだ。日本球界の復帰登板は本拠地ヤフオクドームが濃厚。今月27日の韓国・サムスンとの練習試合、同28日、3月1日の楽天とのオープン戦のいずれかになる。9年ぶりの日本に悩み続けた平成の怪物が、堂々と日本のファンに、その投球をお見せする。【石橋隆雄】

 [2015年2月21日10時36分 紙面から]









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