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スンヨプには分かる呉昇桓47S超えいける

沖縄・恩納村キャンプでフリー打撃に励む韓国・サムスンの李承ヨプ
沖縄・恩納村キャンプでフリー打撃に励む韓国・サムスンの李承ヨプ

 古巣・韓国サムスンの主砲で日本球界をよく知る李承■内野手(イ・スンヨプ=38)が20日、阪神呉昇桓にエールを送った。来日1年目の昨季、39セーブの守護神に対して、アジア新記録の48セーブ到達の可能性も口にした。従来の記録は呉昇桓が韓国時代の06、11年に挙げた47セーブ。異国で戦う難しさを知る李承■の見立ては説得力を持つ。

 東シナ海から吹く風をものともせず、大きな弾道の打球を放つ左打ちのスラッガーがいた。沖縄・恩納村の赤間野球場でキャンプを張るのは、韓国球界の名門サムスンだ。その主砲こそ、ロッテや巨人などでも活躍した李承■だ。阪神で昨季、セーブ王に輝いた呉昇桓とはかつてチームメートだった。果たして2年目のジンクスはあるのか。この問いに明快に答えた。

 李承■ 飲み物、食べ物は韓国と全然違う。慣れるまでがキツイんです。2年目で、生活面は楽になるでしょう。これはかなりプラスです。私もロッテの1年目、つまらなかった。通訳もいなくて、ロッカーでも話せない…。ちょっとずつ慣れると楽になった。スンファンも去年より、いい成績を残すんじゃないかな。

 日本球界ではロッテ、巨人、オリックスを渡り歩いた。1年目の04年は14本塁打だったが、2年目は30本塁打。そして巨人に移籍した06年には自己最多の41本塁打を放った。日本の環境に慣れるほど打棒は爆発。日本通算159本塁打の成績を残した韓国球界の至宝だ。呉昇桓も腰を据えてプレーできるとみている。

 昨季、1年目からタイトルを奪取した呉昇桓は今年の目標を公言しない。「失敗しないことが一番大事」と話すにとどめている。だが関係者の話を総合すると、自身が韓国時代に打ち立てた47セーブ(06、11年)のアジア記録更新を視野に入れているという。李承■にも可能性を聞いてみた。

 李承■ 呉昇桓のレベルなら問題ない。目指してやれば、できる可能性はあるよ。いい球を投げるから。去年もまあまあやると思っていた。できれば30セーブくらいかと思ったけど、39セーブは考えなかったよ。

 このオフにも会話を交わした。その言動は自信にあふれていたという。呉昇桓は宜野座キャンプも着実に練習。初実戦は3月10日広島戦(甲子園)の予定で、貫禄の「横綱調整」だ。アジアの大砲も注目する、スケールの大きな挑戦が始まる。【酒井俊作】

 ▼呉昇桓が韓国・サムスン在籍中の06、11年にマークした47セーブは、アジア球界最多。これに次ぐのが日本球界最多の46セーブで、岩瀬仁紀(中日)が05年に、藤川球児(阪神)が07年にそれぞれ記録。

 ◆李承■(イ・スンヨプ)1976年8月18日、韓国・大邱広域市生まれ。04年に来日し、ロッテ-巨人-オリックスでプレー。11年オフ帰国して韓国球界に復帰し、サムスンに所属。183センチ、87キロ。左投げ左打ち。

※■は火へんに華

 [2015年2月21日11時17分 紙面から]









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