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工藤カラーで初陣○ ソフトB新4番柳田

オープン戦に初勝利し、ウイニングボールを手に笑顔を見せる工藤監督
オープン戦に初勝利し、ウイニングボールを手に笑顔を見せる工藤監督

<オープン戦:ソフトバンク1-0オリックス>◇21日◇宮崎アイビー

 ソフトバンク工藤公康監督(51)が初陣を勝利で飾った。観察力をテーマに掲げ、守備の指示は一切なし。バッテリーにはイニングごとに会話するよう促した。4番に柳田悠岐外野手(26)を置く新打線も初披露。底上げを目指す投手陣は若手の奮闘で無失点リレーで初勝利に貢献した。幸先のいいスタートを切り、日本一のチームを工藤カラーに染め始めた。

 勝利に愛された「優勝請負人」は初陣で白星を手にした。1点リードの9回に4番手星野が無死から連打を浴びたが、併殺と中飛で切り抜けた。若手投手の無失点リレーに、ベンチで笑みがこぼれた。「ドキドキしたが、最後はいい形で終わってくれた。(1-0は)しびれるね。これがシーズンなら、よかった」。4番に起用した柳田からウイニングボールをもらい、カバンの中に忍ばせた。

 練習が始まった午前8時40分。工藤監督はバッテリーの輪に入り「投げ終わったら、コーチや捕手と打者の傾向や配球を話し合って、コミュニケーションを取ってください」と言った。イニングごとにマスクをかぶった斐紹や鶴岡が投手の横に座り、話しながらペンを走らせた。正捕手細川も会話に加わった。

 野手には「自分で考えて守るようにしてください」と伝えた。試合中、守備の指示は一切なかったという。6回にオリックス坂口の打球は右中間に飛んだが、その方向に右翼・柳田が位置取っていた。楽々とキャッチした場面を飯田外野守備走塁コーチは驚いた。「抜けると思ったら、あれっと思ったよ。去年の傾向を考えて守っていたんじゃないか」。これが完封劇の裏側だった。

 開幕したオープン戦で、テーマにしたのが、「観察力」だ。6回にエンドラン、8回に送りバントを指示したが、あまり動かなかった。「自分でどうするか考えてほしかった」。

 台頭著しい柳田を4番に置く新打線も試し、1得点ながら9安打。「強い打球を打ってくれ、と言った。それで凡打でも責めるつもりはない」。初の対外試合は、指揮官の独自色が輝きを放った。【田口真一郎】

 [2015年2月22日7時18分 紙面から]









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