トンネル脱出の糸口が見えない。オリックスが03年以来の開幕4連敗を喫した。今季初先発の西が自己ワーストタイの7失点KOと大誤算。「申し訳ないということしかない。次に向けて頑張るだけ」。ヤフオクドームに新設されたホームランテラスに泣いた。

 1回2死からソフトバンク柳田に左中間への先制ソロを食らった。こすったような打球がスタンドイン。2回も先頭の李大浩に「テラス弾」を浴びると、大胆さが影を潜めた。3回はコースを狙いすぎ、2四球などで満塁から松田に2点適時打。5回も内川に右中間テラス席に運ばれた。

 高山投手コーチは「あの2発で冷静さを失ってしまった。慎重なのはいいが、臆病(おくびょう)になっているように見えた。もう少し大胆でも良かった」と振り返った。西の3被弾はプロ初の屈辱だった。

 エース金子の今季初登板のメドは立っていない。「金子さんがいない中で引っ張っていくのは自分と思っている」。そう話していた西も連敗にのみ込まれた。開幕4連敗は過去8度あり、すべて優勝を逃している。森脇浩司監督(54)は「投打ともかみ合わない部分があった。これは俺の問題。特別バタバタすることはない」と前を向いた。12球団で唯一の未勝利。早く1勝して落ち着きたい。【大池和幸】

 ▼オリックスの開幕4連敗は、03年の4連敗以来12年ぶり9度目(2リーグ分立後)。過去8度のうちシーズン最高順位は3位(91年5連敗、98年6連敗)で、優勝は1度もない。今季4試合の得点は0点→0点→4点→0点と、早くも3度目の完封負けとなり、大型補強の打線が沈黙。開幕4試合で3度の完封負けは、96年西武以来6度目のワーストタイ。オリックスでは阪急時代の61年以来、54年ぶりの屈辱だ。