犬鷲、日の丸、そして家族の大黒柱になる。楽天松井裕樹投手（24）が来季の先発転向を明言した。17日、仙台市内の球団事務所で契約を更改。1億4000万円増の年俸2億5000万円プラス出来高で新たに4年契約を結んだ。（金額は推定）

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◆1億4000万円増　楽天選手の昇給額では20年浅村の2億9000万円増（2億1000万円→5億円）、09年岩隈の1億9000万円増（1億1000万円→3億円）に次ぎ3番目に多い。球団生え抜きでは最高額になる。

◆先発転向　今季の松井は38セーブ（S）でセーブ王に輝いた。シーズン30S以上の守護神が翌年、先発陣に加わった例は上原（巨人）の07年32S→08年先発12、涌井（西武）の12年30S→13年先発11があるが、上原、涌井ともに30S以上の年に限りチーム事情で抑えに回っていた。松井のように30S以上を4度もマークしながら先発への配置転換は過去にない。