プロ野球、Jリーグが行っている新型コロナウイルスの定期スクリーニング検査について、見直される可能性が出てきた。日本野球機構(NPB)とJリーグは22日、第61回新型コロナウイルス対策連絡会議を開催。定期検査のあり方について、今後、検討する必要性があることが確認された。
プロ野球は現在、全選手・スタッフを対象に1週間に1回のPCR検査を実施している。球団によっては、自主的にそれ以上の頻度で検査を行っている。陽性者を早期に発見することで、クラスターの防止に努めている。
一方で、無症状でも陽性となることで、プレーを離れなければいけない現実もある。大量に離脱者が出れば、試合が中止・延期となる。
また、新型コロナウイルスの感染症法上の分類を、2類相当から5類に引き下げるべきという議論も起きている。斉藤惇コミッショナーは「スクリーニング検査そのものがどれだけ有効か。コスト、あるいは選手の負担に比べてどうかということ。社会的にも2類から5類という話題になってきている。それに合わせて、少し検討しないといけないという問題提起があった。結論は今日、出るわけではない。我々としても、フォローアップをできるだけ早めにJリーグさんと一緒にやっていきたい」と話した。
具体的な検査のあり方については今後の議論となるが、愛知医科大の三鴨広繁教授は緩和策を「当然の流れ」とした上で、こう話した。
「スクリーニング検査をやめたらどうなるか。感染が広がる可能性は高まると認識した上でやらないといけない。覚悟した上。大リーグを見たら分かるが、選手もスタッフも観客も誰もほとんどマスクをしていない。ある程度、一定の感染を受け入れる。症状が出たら休む、治すという姿勢で臨んでいるんだと思う。ウィズコロナに、そういうふうにかないと。極論を言うとそういうこと。症状が出た人は確実に検査して、隔離、休む。出ていない人は放置というのはあれだが、感染が広がろうが目をつぶるという発想で、とにかくゲームが出来ることを主体に考える」。
プロスポーツ選手は一般の人よりも免疫が高く、重症例が少ない点も指摘。「拙速に決めるわけではなく、科学的な目で見て、決めていく」と強調した。



