楽天茂木栄五郎内野手(28)が、主軸を目指す。今季は先発62試合中、6番が13試合、7、8番がそれぞれ15試合と下位打線が多かった。入団以来、最多の打順は1番。だが、理想は3番打者だ。

「プロ入った時から3番は打てるようにっていうことは自分の中でテーマとしてあって。今は2番とかいろいろ言われていますけど、僕の中では3番が一番いいバッター。大学時代も4年生の時はずっと3番で打たせてもらっていたので、すごく居心地がいいというか、やりやすい打順ではある」とうなずいた。

これまで3割超えや15本塁打以上も記録したことがあるバットマン。今季は2割2分3厘、9本塁打、30打点と数字を落としたが、主軸を担う能力は持っている。強引に引っ張りにいった打撃を反省。コンパクトなスイングで、確率よく遠くに打球を飛ばせるような改善を行っている。チームの3番といえば、不動の浅村がいる。「超えなきゃいけない壁がたくさんありますけど、後々は3番で試合に出続けられる選手に成長したい。(プロで)7年やらせてもらっているので、そろそろ打たないと、下の人たちもどんどん成長してきている。なんとかここで1回いい成績を残したいという風に強く思っています」と表情を引き締めた。

来季の目標は全試合出場と、3割20本塁打のキャリアハイ。打線をけん引するため、打撃改革に励んでいる。

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