日本が中国第1を25ー0(6回時間切れ)で破った。優勝候補筆頭の台湾も香港を破り、29日の3回戦で直接対決。勝てばワールドシリーズ進出に王手をかける。
日本は前日の特別ルールこそ採用されなかったが、大差が予想されたチーム。しかも、先発投手は下手投げで平均球速は80キロ台。日本の各打者は大振りにならないよう、ポイントまで引きつけて、センターを中心に強い打球を飛ばし続けた。4番打者で2回に中越え三塁打を放つなど調子を取り戻した峰松紘大主将(佐賀ビクトリー)は「打撃は個々に任されていますが、ライナーを打つよう心がけています」と話した。使用するのは低反発の金属バットに限定されている。簡単には外野の頭上を越えない以上、鋭く野手の間を狙いたい。そして、次戦直接対決のライバル台湾投手陣との球速差も要注意だ。台湾投手陣の直球はいずれも120キロを超えることが予想される。日本がここまで対戦した4チームの投手は、最速でも100キロ程度。大振りしていては、20キロ以上の差への順応が難しくなるだけに、実力差があってもていねいに振り続けた。そして、随所にバントや重盗などを仕かけ、接戦に備えた「スモールベースボール」にも取り組んでいた。
投手陣は林悠大(福岡フェニックス)、竹下翔太(佐賀ビクトリー)、東濱成和(宜野湾)、鶴田啓人(関メディ学院)、大竹晴也(つくばJwarriors)が完封リレーした。予選、決勝トーナメントを通じて4試合22回で被安打4、無失点と好調で、どの投手も台湾戦につぎこめるように、球数を20球以内に制限してきた。決勝トーナメントは2敗まで敗者復活できるダブルエリミネーション方式で、残り試合を2連勝か2勝1敗でワールドシリーズ出場権が獲得できる。台湾とは連戦を含め2試合する可能性が大きい。
29日、いよいよ直接対決の瞬間がやってくる。峰松主将に意気込みを聞くと、「全力で勝ちにいきます」と中村夏輝(福岡フェニックス)が代弁した。無口な峰松が背中で引っ張り、ムードメーカーの中村が盛り上げる。急造チームも大会4日目を迎え、役割分担はばっちりだという。準備は整った。
【27日の日本の結果】
▽ポニーの部決勝トーナメント2回戦
日本 25-0 中国第1
▽パロミノの部決勝トーナメント2回戦
台湾 12-2 日本



