2位花園大が首位佛教大に逆転勝ちし、リーグ2連覇へ逆王手をかけた。
1点ビハインドの7回から2番手でマウンドに上がった最速152キロ右腕の藤原聡大投手(2年=水口)が好救援。「ビハインドだったので自分が流れを持ってくるピッチングをしようと思った。4回生にいっぱいお世話になったので、恩返しができるようにと思って投げた」。7回を3者凡退に抑えると、8回は先頭に安打を許したが、併殺に打ち取ってほえた。
直後の8回の攻撃では同点に追いついて、なおも2死二塁から9番永倉暖也捕手(1年=京都成章)が中前打を放ち、勝ち越しに成功。9回は藤原が3者連続三振に仕留めて鮮やかな逆転勝利を飾った。
藤原は今夏右肘の故障で約2カ月ノースローの期間が続いた。「正直投げたいと思って焦りもあったんですけど、そこは我慢してトレーニングを積んだ」と前向きに捉えた。走り込んで下半身を強化し、フォームも修正。最速こそ152キロで変わらないが、「球の威力が増した」と実感する。
9月23日に1回無失点でリーグ戦復帰。この日も快投を見せ、快速球を持ちながらも多彩な変化球で打者を翻弄(ほんろう)。「今日は横のスライダーが良かったので多めに使った」と最後の打者もスライダーで空振り三振を奪った。3回1安打5奪三振無失点と復活を印象づけた。
花園大は敗れればV逸だったが、土俵際で踏ん張った。首位に逆転勝ちで2季連続優勝へ逆王手。川崎克巳監督(64)も「ホッとした。明日は総力戦になる。明日勝たないと意味がない」と喜びつつも気を引き締めた。17日の佛教大との2回戦で勝った方が優勝となる。
優勝すれば明治神宮大会をかけた関西選手権に出場が決まる。今年6月の全日本大学選手権で敗れた大商大(関西6大学)にリベンジの機会が訪れる。藤原も「大商大にリベンジしたい」と闘志を燃やす。



